黒湯温泉

黒湯温泉は、秘湯の代表として雑誌に紹介されることの多い宿。
打たせ湯が有名で、打たせ湯の様子がしばしばテレビや雑誌で紹介されている。
乳頭温泉の中ではもちろん、全国的にも人気が高い宿だ。

乳頭温泉の中では、鶴の湯が一番人気だが、かつては、ここ黒湯温泉が一番人気だったらしい。

黒湯温泉の入湯記

残念なことに、黒湯温泉は雨が降りしきっている中での訪問となった。

孫六温泉と黒湯温泉の共同駐車場に車を停め、5分ほど坂道を歩いていくと茅葺きの屋根が点在する様子が見えてくる。
この建物群が、黒湯温泉の宿泊棟や風呂の建物だ。

まず最初に、男女別の内湯へ行ってみる。
黒湯温泉の源泉が湧き出るワイルドな園路を歩いていくと内湯にたどり着く。

乳頭温泉でも、源泉そのものを目の当たりにすることができる場所はここだけではないだろうか。

乳頭温泉の源泉のひとつ
敷地内に沸く、黒湯温泉の源泉

濁り湯の浴槽

黒湯温泉の内湯

運悪く、男性用の内風呂はいっぱいだ。
この内湯はあきらめ、混浴の露天風呂のほうへ行く。

露天風呂は混浴だ。
一応女性用の脱衣所は用意されているが、雰囲気からして若い女性の利用はかなり厳しいと思う。

建物のドアを開けてすぐのところにある脱衣所で服を脱ぎ、露天風呂の手前にある内湯に浸かる。
お湯は乳頭温泉らしい乳白色で、透明度は低い。

内湯を出て、すぐ隣にある露天風呂に入る。
露天風呂の湯船は湯船は、3,4人しか入れないほどのかなり小さなものだが、他には1人しか入っていない。

茅葺の混浴露天
秘湯・黒湯温泉の露天風呂

この露天風呂は、屋根は茅葺きで柵も曲がった木でできている。
とてもワイルドな感じがたまらない。
雑誌で秘湯を紹介するときに、黒湯温泉の露天風呂と打たせ湯が掲載されることが多いのは、このワイルドさがとても絵になるからのような気がする。

そんな有名な黒湯温泉の湯に入ることができたかと思うと万感の思いだ。

お湯はもちろん掛け流し。
木製の樋を伝ってお湯が流れてくる。

ためしに流れ落ちてくるお湯を飲んでみたが、少しすっぱいようでかつ硫黄っぽい。
真似して子供も飲みたがったので同じように飲ませてみたら、とても不味そうにしていた。
このお湯は少なくとも子供が飲んでおいしいものではない。

名物の打たせ湯
情緒たっぷりの打たせ湯

いったん内湯に戻って一休みしたあと、内湯の隣にある打たせ湯を楽しむ。子連れなので、のんびりと打たせ湯を楽しむというよりも、珍しさと、雰囲気を味わうだけで精一杯だ。子供のほうは打たせ湯が珍しいようで、ジャーと言いながらお湯を触っていた。

時間が遅かったので、人もそれほど多くはなくわりとのんびりと楽しむことができたけど、何せ有名な宿。普段はかなりいっぱいのようだ。

とにかく秘湯の雰囲気を味わってみたい人、体験したい人。
秘湯の雰囲気は抜群だけど、人気の宿だけあって日帰り時間帯は混雑している可能性大。

湯の華が沈んでいる状態では透明度は比較的高いが、湯に浸かると湯の華が舞い、かなり濃い乳白色になる。まるで牛乳のような真っ白に近い色になる。湯の華はかなり細かい。
味は、少しすっぱく卵のような味。

実際に黒湯温泉に宿泊した人、黒湯温泉を日帰りで利用した人の体験談、口コミです。

混浴の露天風呂に入浴していた客は多くなく、湯花漂う濃厚なお湯をゆっくりと堪能できました。
湯花が沈殿して半透明になった湯に浸かり、底に沈んだ湯花を思いっきりかき混ぜると、湯は瞬く間に乳白色に!!
日帰りと宿泊とでは、黒湯の印象が変わると思いました。
外来入浴を夜の６時までやってるから、混浴露天に入りにいくい。
女性だけが着がえられる場所が混浴にはあるのは、いいなって思ったけど。中くらいの大きさの湯船につかりにいくには、いくらタオル巻きでも躊躇する。
硫黄分濃い白濁したお湯、、、山中の秘湯の雰囲気を堪能しました。
白湯を浴びることができないので衣服に温泉の香りが移りました。
露天風呂の女性用脱衣所は男性脱衣所の中をとおらないといけなかったりと、シャイな女性にはちょっと酷ですね。
混浴の露天風呂は勇気がいりますが、女性用の内風呂や露天風呂があるので心配いりません。
女性用の露天風呂のほうが開放的で気持ちがいいですよ。
内湯も好きです。白濁のお湯は最高ですよ。

黒湯温泉のサイトからネット予約が可能です。